フラッシュカードの使い方

By Naomi Murayama (Pianist/Eurhthmics Specialist)

音楽のレッスンに使えるフラッシュカード

教室で、特に習い始めの小さなお子さんたちに、フラッシュカードを使っています。元々は日本のものではないので、日本のお子さんの場合は日本語版を購入して使っていますが、元のものはイギリスのものです。

ピアノを弾く上で譜読みは大切。耳コピで弾いていると、曲が簡単なうちはそれなりに弾くことができますが、難しくなった時に限界がきます。

そこでレッスン初期から譜読みの練習に使っているのが音符フラッシュカードです。小さい子供は図形を覚えるのが得意。このカードで音符の位置を図のように覚えます。

はじめは🎼のドとレの識別。次にミを入れて3つの音符が定着したら、カードを1枚ずつ足していきます。時にはタイムを計りゲーム感覚で。

また、覚えた音符カードを並べてメロディ作曲もします。そこに即興で伴奏をつけてあげると、毎回子供たちは嬉しそうな表情をしてくれます。そしてメロディを歌えばソルフェージュにもなります。

これで先に音符を覚えられた子は楽譜の読みが先に身についているので、曲の進みが早い生徒さんが多いです。

寝る前5分でできますのでお試しください。